Raspberry Pi 2を使ってみた

RaspberryPi2

ということで、巷で話題のRaspberry Pi 2を秋葉原で買ってきて、使ってみた。microSDのメモリカードにUbuntu-Linuxを入れると、それなりに使える環境ができあがり、GUIもそれなりに速く動く。小さなPCという感じだし、さすがにQuadCoreは伊達ではない。とは言うものの、IntelのEdisonと同じく、外部のハードウエアを接続するところには、基本的にGPIO、I2C、SPIのインターフェイスがあるだけで、ここにアナログの入出力が欲しいときは、どうしてもI2Cなどで接続できるA/Dコンバーターなどを外部に付ける必要が出てくる。温度計測なども、最初からI2C接続のものであれば、そのまま付くが、アナログ値で温度が出てくるタイプだと、A/Dコンバーターを間に付ける必要がでてきて、部品点数が増える。

それでも、プロ用のハードウエアとソフトウエアの組み合わせなら、Edisonがボードサイズも小さくていい感じなのだが、A/DやD/Aを伴う教育用ということになると、やはりpcDuino3が最初からこれらのものがボード上にあるため、非常に便利だ。当然、OSのカーネルもそのハードウエアをサポートしている。

Raspberry Pi 2は小さなパソコンを作るためのボード、という位置付けになるだろう。I/Oが限定的で、あまりそれを利用しない、ということが前提だ。従ってIoT向けのノード用コンピュータとしては、今ひとつ、という感じでもある。pcDuino3はデュアルコアでCPUスピードはRaspberry Pi 2に劣るものの、A/DなどのI/OがArduino互換で揃っており、教育用に向いている、という感じがする。実際の機器への実装を前提とした開発には、Edisonはそのボードの小ささでIoT向けデバイスらしいコンピュータであるのだが、いかんせんI2CやSPIでバス接続される他のハードウエアの制約がある。これはRaspberry Pi 2でも同じことではあるのだが。

ということで、現実的な使い方としては、IoTの教育用にpcDuino3、小さくて安いPC作成にRaspberry Pi 2、IoTの実際の機器への適用システムの開発には、Intel Edisonがいい、という感じがするが、Edisonは周辺回路を多く必要とする、ということになるだろう。そういう意味では、まだIoTのノード向けのスモールボードコンピュータの決定版というのは、まだ出ていない、ということになる。

しかし、最初から小型化のためも考えたWi-Fi搭載、というEdisonの先見性はこれから評価が高くなることだろう。