バンクシーの切り刻まれた絵?

記事に書かれている通り、もし今回のこの一件がバンクシーとサザビーズの「共犯」によって行われたとしたら、サザビーズはより高い落札価格が目的だろうね。ついでに、現場で捕捉されたと言われている、シュレッダーのリモコンの操作者もその企みに雇われた人間だろう。であれば、その「操作者」の行方を追うことで真相は明らかになるだろうね。しかし報道では今のところこの操作者が誰で、どういう素性で、どうやってオークション会場まで来たのかは明らかになっていないばかりか、その人間が警察に引き渡されたのかどうかも明らかでは無い。つまりこの一件は「怪しい」のだ。

また、作品とその仕込みのある額が作られたのは数年前とのことだが、電池などはどういうことになっていたのか?電池はどんな電池でも年数を経れば容量が減って行くだけでなく、経年変化で劣化していく。周囲の温度や湿度などの環境にもよるが、乾電池で容量が80パーセント以下になるのはだいたい2年と言われている。

また、シュレッダーに使われているモーターや刃なども、環境にもよるが、劣化するものだ。

さらに額と一緒に刻まれた絵は半分だった。なぜ全部が刻まれなかったのか?電池が切れたのかもしれないが、一方で、刻んだ額と一体の刻まれた絵という全体をより価格の高い「商品」としたかった、という思惑もあったのではないか?

記事中にあるように、オークション出品者は出品前に必ず絵や額の状態を詳細に調べるのが普通であり、シュレッダーのメカニズムにオークションをしている会社の人が気がつかなかったとは思えない。

ということは、今回高額落札した人間も共犯者である可能性は高い。落札者は買った価格以上の価格を「半分切り刻まれた作品と額縁」という作品につけることが可能になるからだ。名前はなにがいいだろう?「風船を持つ子供の絵を含む作品」というのは、現代芸術家としては、面白い「作品」であることも、言うまでもない。

そうであったとしたら、この「事件」そのものが、関係者全員による価格吊り上げも含んだ目的を持った「ヤラセ」であった可能性は高い、ということになる。作品、というよりは「ショー・ビジネス」ですね。まぁ、本当のところはわかりませんがね。

 


人間は間違える!事故は起きる!個人情報を隠せ!

このところ、個人情報に関するネットのサイトのセキュリティ問題が非常に大きく報道されることが多くなった。たとえば、Google+というサービスの終了。この裏では、一部のマニアや専門家の間から「Google+は危ない」という指摘が従来からされている。さらに、先日はFacebookでの個人情報流出も表面化した。こういった「セキュリティ事故」は非常に増えた感じがするのだが、これは、報道が増えただけで、実際には以前から流出を疑われる事象はないではなかったし、海外の専門家も多く様々なネット上のサービスサイトの問題点を取り上げてきていた。

もちろん、サイトの中には「いただいた個人情報は使わせていただきます」とはっきり規約に書いてあるサイトもあるが、サービスを無料で受ける見返りとして、「個人情報」は使う側の人にとっても「割の合う提供物」なので、それは認められている。だから、その契約に双方がOKする。しかしながら、自分が想定した範囲外のところ、契約の範囲外のところに、自分の個人情報が流れる、というのは、契約主体のサービス提供側も、そのサービスを受ける側も、「想定外」ということになる。

これは「事故」だから、ということになると、サービスを使う側はそういう事故を想定して、個人情報を出すことを考え直す必要がある。たとえば、Facebookやtwitterなどのサイトでは、アクセスすると、よく「セキュリティのために電話番号を入れてください」というのが出て来ることがあるが、よく画面を見ると、下の方には「電話番号入力をスキップする」などの表示がうっすらと書いてあることがある。こういうときは電話番号入力をスキップしたほうが良い。特に女性の場合は、電話番号をごく親しい他人以外に知られることは、ストーカー被害に会う可能性も高くなるため、こういった電話番号入力は絶対にしたくないだろう。どうしても電話番号入力をしなければならない、という場面になったら、地元の警察署の電話番号などを入れておく、というのも有効だ。どうしても自分の電話番号を入れなければそのサービスが使えない、というのであれば、そのサービスは使わなければ良いのだ。

こういった個人情報をたくさん溜め込んでいる、巨大サービスでも、プログラムを書くのもチェックするのも、人間である。人間は間違えるのだ。ちょっとした間違いでサイトにあるあなたの電話番号が、外部に漏れる、という事故は「ありえる」のだ。

そのため、サービスを利用するときの「自己防衛」は必ず必要、ということになる。

自己防衛の方法としては「性別を偽る」「名前を仮名にする」「住所を違うところにする」「電話番号は自分の電話番号ではないものを入れておく」などの方策がいいだろう。サイトのバグやオペレーションミスなどでの情報漏えいも考えられる他、最初から個人情報の横取りを目的として、悪意を持ってサービスサイトのエンジニアになりすます、という「犯罪」もないわけではない。要するに利用者側から見たら「うちのサイトは大丈夫です」ということを、決して信用しないで、自分の個人情報は偽りのものを入れておく、ということが、「自己防衛」になるのである。

SNSなどのサイトには、個人情報が、誰も予想もしなかった事故で漏れても問題がないように「偽りの情報を入れておく」のは、今や、現在のネット社会を生き抜く「常識」である。

 


 

忘れられた「インフラ」は崩壊するだろう

さくらインターネットの「データセンターの稼働を守るためによくやった」という記事はよく見るんだが、データセンターと一般の人のスマホとかPCとか会社をつなぐ「NTTとかの人、よくやった」ってのはほとんど聞かない。両方がちゃんと動いていて、ぼくらはインターネット使えるんだけどね。さくら以外のデータセンターについても、なにもない。であれば、最強なのは、データセンターと回線の両方を持っているNTTってことになっちゃうわけですよ。実際そうだしね。

今の世の中のインフラの仕組みは、ぼくらとその前の世代の多くの人が作ってきたんですよ。名もない人でもすごい人も多くいたし、今もいる。でも、そういう人にはスポットは当たらない。いや、本人もそれは望んでいないわけだけれども。

でも、インターネットから道路網、鉄道網、電力、水道網、お金に至るまで、今の世の中のインフラの仕組みってのは、どこかだけが頑張っても全然良い影響も悪い影響もない。みんなが協調して動いて、はじめてインフラとして意味が出てくるものばかりなんで、頭が単純な人にはわかりにくくなっているんです。これは仕方ない。複雑な相互の協調システムがさらに複数重なって、。。。となっているから、後からそのインフラに乗っかる人には、なにがなんだかわからないけど、やり方だけは覚えた、みたいになる。当然、インフラ絡みのトラブルが発生したときは、そういう人は「お手上げ」になるんだな。まぁ、そういうことがないように、ぼくらが頑張っているわけで、ぼくだけが頑張ってもダメなんですよ。

ヒーローはいない。そういう時代なんだが、ヒーローがいるほうがわかりやすいので、そうしているだけなんだな。結局、ヒーローも多くの誰かが支える。そして「わかりやすく見せた世の中」が演出されているわけですね。

でも、今みたいに「インフラの仕組み」が複雑なってくると、後継者をそだてようにも育てられない。それまで蓄積したものを、次の世代に伝えられない。そうやって、インフラは崩壊していくんでしょうね、と、ぼくはペシミスティックになったりしている。

そこのiPhoneでどうでもいいことやってる仕事の無いあんた。あんたは悪くない。その前の世代も、当たり前にやってきただけだ。でも、後継者を育てたところで、後継者を支える給料は十分に払えない。日本は貧しい時代に入ったんだよ。