OSは「最先端のおもちゃ」という時代はとっくに過ぎてて「ちゃんと裏側で必要な仕事してくれればいいんだよ、っていう「裏方」の存在になったんだよね。

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Windows10までのピンバッジ入のWindows10パッケージが出たそうだ。こういうもの作られても、WindowsというOSに思い入れがあるわけじゃない。じゃ、他のOSに思い入れがあるのかといえば、そうでもない。だいたい、OSなんてのはぼくにとって道具だからね。インフラの1つとして、ちゃんと動いていればいいのですよ。思い入れがあるとかないとかじゃなくて、ね。Windows10の最大の問題は「インフラとしてちゃんと動かない」ってことだね。ぼくにとってはね。

ドライバの不備とかで今まで使えていたデバイスが動かない、とか、そういう問題。Windowsだろうがなんだろうが、OSとかコンピュータは仕事で使う道具。だから、思った通りにちゃんと動いていればいいのであって、趣味で時代とともに変えていく、なんて気はさらさらない。最先端のもの(新しいもの)が無料ですから、使ってください、って言われても、そんなことはどうでもいい。目の前の業務が時間通りにトラブルなくちゃんと終わればいい。そういうものだよ。

Windowsに限らず、米国のIT企業は、新しいもののリリース時のプレスリリースに「Leading Edge(最先端)」なんかの「煽り言葉」を今でもよく使うんですよ。時代錯誤だねぇ。かつてPCを使う「アーリーユーザー」が、開拓者のように(子供の遊びみたいに)新しいければ、最先端と言われれば、一も二もなく食いついた、って時代の名残だよね。でも、いまそれが「新しいから、素晴らしいらしいから、新しいものを使おう」って人はほとんどいなくなった。ITそのものは当たり前であって、人よりも先にすごい体験をしてドヤ顔をするとか、ってものでもなくなった。いや、そういう時代はあったけど、今はもうそういう時代は通りすぎて、ITはインフラとして当たり前のものになった。

特にOSなんていうドがつくくらいインフラでいいものはね。それが便利だから使う。便利なものが使えないという噂を聞けば使わない。それだけのこと。それが今という時代のPCのユーザー像であって、ことさら「新しい」ものはOSに求めていないんですよ。OSの役目は「確実に動く」ってことだけで、それ以外じゃない。

当然だが、今でもIT業界の「成功者」は、業界のあちこちで活躍しているだろう。ぼくもそうじゃないの、って言われればそうかもしれない。自分じゃそれほどじゃなかったと思うけどさ。毎日の朝のゴミ出しは自分でやらなきゃならんしね。だから、その時代のマーケッターとかが業界に居残って大きな顔してるんだろうね。違うんですよ。時代は変わったの。昔話はどうでもいいの。今の時代はITがインフラとして動く時代。例えて言えば、すげぇハイテクを使っていたとしても、あって当たり前、自動車のエンジンみたいなもんですよ。作っている側はすごい人をたくさん高給で雇って作るすごいハイテクなのに、使うほうは当たり前と思って使う。動いて当たり前。動かないときだけ文句言われて大ブーイングの嵐になって、どこでもDisられる。そういうものをインフラというわけですね。

だからさ、OSが新しいものになれば、物好きがすぐに飛びついた、っていう時代じゃないわけですよ。でも、作る側は旧態依然の感覚が抜けないのね。それ、成功体験だからね。だから、こういう「ユーザーの思い入れ」に期待する、バッジのコレクションみたいなもの作って売れると思うんでしょうね。売れないよ。これじゃ。