人工知能の未来っていうのはあるのか?

たとえば、冬の寒い朝一番でクルマで仕事に行かなければならない、というとき、あなたのスケジュール帳を誰かが勝手に調べてくれて、車庫にあるクルマのエンジンを、あなたがクルマに乗るであろう10分前にアイドリングしておいて、クルマの中の暖房もONにしておいてくれる、ということが、もうすぐできるようになる。これを「人工知能がやっています」というと、商売的にはすごく良く聞こえるんだが、この程度のことは人工知能がなくてもできる。ちょっと気の利いたプログラマなら、さっさとハードウエアを買ってきて組み合わせ、自動車も車庫も改造してプログラムを書いて試験するのに、2日間もあれば十分だろう。

熟練したプログラマやハードウエアをやったことがある人なら、ここまでの話を聞いて、「あれとこれを組み合わせて、プログラムはこうやって書いて。。。」と、すぐに「答え」が頭の中に出ることだろう。

当然、外気温を取り出す温度センサーをつければ、気温が温かい場合はこういう動きはしない、などの設定をするくらいは、なんでもなかろう。雨が降っているかどうかもセンサーでわかるから、そういうときはどうするか、という動作も加えられることだろう。朝、車庫に自動車がなかった場合はどうするか?それだって、超音波の測距センサーがあれば簡単になんとかなる。

あなたの仕事がなんであるか。それはコンピュータは知らなくてもいい。あなたのスケジュールと行き先だけ知っていれば、こんなことは今ある技術とかで簡単にできてしまう。

実は人間がICTとかIoTに求めていることのほとんどは人工知能を使わなくてもできる。人間臭い動きをマシンにさせることができる。そういう意味で、今流行りの「人工知能ブーム」がどこまで続くか、ってのは、興味がある。

 


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