忘れられた「インフラ」は崩壊するだろう

さくらインターネットの「データセンターの稼働を守るためによくやった」という記事はよく見るんだが、データセンターと一般の人のスマホとかPCとか会社をつなぐ「NTTとかの人、よくやった」ってのはほとんど聞かない。両方がちゃんと動いていて、ぼくらはインターネット使えるんだけどね。さくら以外のデータセンターについても、なにもない。であれば、最強なのは、データセンターと回線の両方を持っているNTTってことになっちゃうわけですよ。実際そうだしね。

今の世の中のインフラの仕組みは、ぼくらとその前の世代の多くの人が作ってきたんですよ。名もない人でもすごい人も多くいたし、今もいる。でも、そういう人にはスポットは当たらない。いや、本人もそれは望んでいないわけだけれども。

でも、インターネットから道路網、鉄道網、電力、水道網、お金に至るまで、今の世の中のインフラの仕組みってのは、どこかだけが頑張っても全然良い影響も悪い影響もない。みんなが協調して動いて、はじめてインフラとして意味が出てくるものばかりなんで、頭が単純な人にはわかりにくくなっているんです。これは仕方ない。複雑な相互の協調システムがさらに複数重なって、。。。となっているから、後からそのインフラに乗っかる人には、なにがなんだかわからないけど、やり方だけは覚えた、みたいになる。当然、インフラ絡みのトラブルが発生したときは、そういう人は「お手上げ」になるんだな。まぁ、そういうことがないように、ぼくらが頑張っているわけで、ぼくだけが頑張ってもダメなんですよ。

ヒーローはいない。そういう時代なんだが、ヒーローがいるほうがわかりやすいので、そうしているだけなんだな。結局、ヒーローも多くの誰かが支える。そして「わかりやすく見せた世の中」が演出されているわけですね。

でも、今みたいに「インフラの仕組み」が複雑なってくると、後継者をそだてようにも育てられない。それまで蓄積したものを、次の世代に伝えられない。そうやって、インフラは崩壊していくんでしょうね、と、ぼくはペシミスティックになったりしている。

そこのiPhoneでどうでもいいことやってる仕事の無いあんた。あんたは悪くない。その前の世代も、当たり前にやってきただけだ。でも、後継者を育てたところで、後継者を支える給料は十分に払えない。日本は貧しい時代に入ったんだよ。


 

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