Amazonが破壊するもの

Amazonの快進撃は止まらないが、Amazonの株を持っていても「無配」だ。そして、あちこちで報道されているように、Amazonは、利益をすべて注ぎ込み、次の年の事業拡大に当てるため、税金も収めない。この方法での事業拡大は許されるのか?

現行法では、これらの事業拡大のやり方は、全て許されているものであり、また、理にかなっている。だから、誰も文句のつけようがない。米国政府の現政権も、「全く税金を払わないAmazon」だけを強調するが、株主への還元というものもしないのだ。それがAmazonという会社がしていることだ。

Amazonの株主は、大きなお金がほしいときは、Amazon株を売ればよい。配当はあてにできないが、それはそれで良い、ということになる。

当然ながら、Amazonの経営者の資産も爆発的に増えるわけではない。彼らはなにを目的にこういう事業をしているのか?と思う向きも多いだろう。実はAmazonがやっていることは「資本主義のルールと道具を使いながら、資本主義を破壊する」という行為である。

Amazonはインターネットができた頃から、その本質をよく咀嚼しており、資本主義社会に放たれた「インターネット」という野獣をよく飼いならし、それ以前の資本主義を破壊しているのだ、と考えるといろいろ合点がいくことも多いだろう。

Amazonは資本主義社会の普通の会社ではない。彼らは、資本主義秩序の破壊者であり、革命家なのかもしれない。そして、彼らはこの「資本主義の世紀末」に、現れるべくして、現れたのだ。

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