タブレットとスマートフォン

最近、というかここ2年くらいだが、まちなかでタブレットを使っている人の数が増えたように思っている。たしかにタブレットは安くなった。女性は片手で持てる大きさのものを電車の中で使うことが多いようだが、男性では比較的高齢者の使用が多く、コーヒーショップなどに持ってきて使っている。若いビジネスマンはやはりスマートフォンが多いようだが、これはいつも持って歩く、歩きながら使う、というシチュエーションが多いからだろう。

女性のタブレットの使い方を見ていると、スマートフォンの画面の大きくなったものを使っている感覚だ。それで必要になれば通話もする。だから、片手で支えて片手でスクリーンを触る。男性の高齢者はコーヒーショップのテーブルに置いて使っている。使っていることを他人に見せたい、なんて雰囲気もないではないが、要するにPCの代わり。男性のスーツを着た若いビジネスマンは、コーヒーショップではPCの表計算の画面をながめながら、電話をしていたりする。まぁ、妥当な使い方だなぁ、とは思う。見れば客まわりの合間にコーヒーショップで充電しながらPCで会社とやりとりしている。

私はもともとがIT業界だから、周辺でモバイルなんてまるでやっていなかった時代、1980年台終わりから1990年台に、高いノート型のPCをPHSの128kbpsなんていう速度の回線につなげて、あるいは、スマートフォンもなかった時代に携帯電話のお尻に通信用のケーブルをつなげて、モバイルをしていた。最初の頃は「モバイル」なんて言葉もなかった。すごくお金がかかったが、とにかくビジネスのスピードは出せた。しかし、コーヒーショップでコンセントのあるところは全く無かった。当然、まちなかのWi-Fiなんてものもなかった。携帯電話会社と特別なプロバイダ契約をして、電池が減るのを気にしながら「モバイル」をしていた。いろいろなコツなどもあって、私などはそれがわかっていたからいいが、そういうものを知らない人にはまず手が出なかった。

今はモバイルの通信が小はスマートフォンから、大はPCに至るまで、それが専門外の人にも容易にできるようになった。なによりも安い。

昔話はともかく、私もタブレットを数台持っているんだが、すぐに使わなくなることが多い。持って歩くのも、最初は「どうだ、いいだろー」てなもんで見せびらかし用なわけで、実際には夜寝る前にベッドで少々大きな画面でネットサーフィンくらいしか使うところはなくて、必然性がない。しかし、ベッドでのネットサーフィン用とは言うものの、30分も持っていると重くて手が痛くなる。そんなこんなで使わなくなり、数カ月もするとタブレットの電池が枯れるほどになって、充電をしっかりしないと動かなくなる。要するに、今は何もかもスマホ1台でなんとかなってしまうので、タブレットは中途半端でもって歩く必然がなくなってしまっている。「どう?この画面のとおりですよ」なんて、プレゼンのときに、プロジェクタなどを使うまでもない、あるいは使えない、少人数での打ち合わせのときなどにPCの画面を動かすのは面倒だから、という程度に使うことがあるが、逆に言えばそんな時以外は、あまりタブレットの必然性はない。

やがてタブレットは棚のこやしになる。実際、余り売れないらしくて、秋葉原でもタブレットの中古の値段はかなり低い。外に持ち歩きのPCの代わりに使うために、キーボードをつけて持って歩いても、使わなかったりするが、今やPCメーカーの新機種は「2-in-1」とか言って、タブレットにキーボードをつけたもの、ってことになっている。PCも高性能化してなかなか壊れず、売れなくなったいま、「新機種」はタブレット+キーボード、なんだが、それは売れていない市場への参入、って感じで、これがPCの起死回生の元になるとは、今ひとつ思えない。

IT機器。そろそろ「断舎利」の時期に入ってきた、と思う。が、それにつけても、IT機器なしでは人間は生きて行けない時代にもなった。

 


UPQの問題はそのまま今後のファブレス「スタートアップ」の問題

若手のスタートアップ企業の雄と思われていた「UPQ」で「ディスプレイのスペック誤記の対応」「スマホの電池の爆発」という問題が立て続けに起きて、ニュースを賑わせている

【誤記対応問題】
会社としての、プロダクトのクレームに対する処理の問題、誤記の問題は、会社規模としてしょうがないところもあるが、日本社会、特にネットではかなり大事として捉えられた。「今までの日本企業に比べて劣っている」という印象だけが残っている、残念な対応ではあったが、今では欧米やアジアの企業も、こんなものではある。しかも、問題の発生も対応も人的なもので、製品そのものというよりも、会社の体制の問題である。逆に言えば、人的な対応を工夫すれば、これから改善されることだろう、と読むこともできる。これは同社のスマートフォンの技適問題にも言える。

【バッテリー爆発の問題】
発表された記事を良く読むと、その「爆発した」スマートフォンが発表・発売されたのは、2015年とのことだから、既に発売から2年前後の経過時間がある。スマートフォンのバッテリーはその充電頻度にもよるが、毎日充電と放電を繰り返していると、だいたい2年で性能が目立って劣化する。通常の現代のスマートフォンユーザーであれば、2年もたてば機種変更で、電池ではなく、本体ごと交換の時期にもなる。通常は本体ごと交換だろう。しかし、電池を入れ替えれば長く使えるものでもあるので、2015年発売の機種ということであれば、そろそろ電池を入れ替えて使う時期でもある。劣化した電池を使うと、充電時間も長いわりに、充電がなかなか終わらない、ということが起き始める。このとき、充電と放電を司るスマートフォン内にある電気回路は、電池の劣化したことを察知して、爆発のなどの事故が起きないように、自動的に充電のやり方を変えるのが普通だが、充電の電気回路が簡易なもので、電池の劣化を察知できないものであった場合は、爆発などの事故に至ることがある。今回の事故は、要するにそういうことではないか?であれば、電池の問題ではなく、充放電回路の問題、ということになる。

【スタートアップ企業の問題】
UPQは工場を持たない「ファブレス」のスタートアップの企業である。製造業というカテゴリーの企業でありながら、実質は「商社」のようなもので、仕入れと販売の価格の差は「ブランド代」ということになる。製造業の面倒なところを知る企業でもないし、製造業の歴史はもちろんない。従って、外注に製造を委託するときに「2年後のバッテリー劣化では製品は大丈夫でしょうね?」という基本的な質問も、UPQから製造業者にはなかったはずだし、それが企業存続に重要な問題である、という認識もなかったはずだ。であれば、こういう問題は起きるべくして起きた問題である、と言えるのではないだろうか?今は製品開発から量産、梱包、輸入などなど、みな製造業者が頼んでお金を出せば短期間でやってくれる。しかし、その製品は客は長期で使うものばかりだ。ファブレス企業といえども、製品開発や製造の経験がないと、後に起こるであろう大きな問題が小さなもの、あるいは見えないもののうちに対処する、ということができない。経験は重要なのだ。

【日本の市場は「高品質」が当たり前】
翻って、消費者を見てみよう。日本の消費者は安いものでも「高品質」に慣れている。まさか電池の劣化で電池が爆発する、なんてことは思いもよらない。日本以外の市場では安いものは低品質であり、高いものは高品質である、ということは常識である。従って、低品質のものはトラブルが当たり前でもあり、トラブルが起きたときは製品交換で対応するのが当たり前だ。今の日本の消費者は「安かろう、悪かろう」を知らないのだ。こういう市場にスマートフォンのような労働集約型のしごとでできた製品を投入するときは、消費者の抱く製品イメージと中身がもともと、かなり乖離している、ということを念頭に置いて、サービス体制などを作る必要がある。

UPQという会社は立ち直れるだろうか?それは現時点では全くわからない。しかし、もし立ち直れたとしたら、こういう問題を1つ1つ経験として積み上げ、成長していってもらいたいものだ、と思う。


スマートフォンなどに使われる「リチウムイオン電池」とはどんな電池か?

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ワイキキのハイビスカス

今は技術というものが一人のものではなく、あちこちの別人に「専門」として、分かれて存在しているから、仕事としては非常に高効率になるんだが、その代わりに、全体を把握している人が少なくなり、たとえば、スマートフォンやPCの電源一つでも「充電式電池の専門家」「AC電源の専門家」なんてのができて、お互いに連携しているんだかいないんだかわからない、みたいな状況になってきている。使う方はそんなこと気にしないで「一流メーカーのものだから、間違っても爆発なんかはしないだろう」と思って使っているのだが、裏側にまわると、いやもう、なんというか「これでいいの?」みたいな場面に当たることはけっこうある。

コストダウンや製品ができるスピードを重視するあまり、じっくりとした仕事はできないから、電源は社内で作らないで外注に任せよう、なんていうことになると、さらにわけがわからない。製品はできるが、気がついたらあちこちで爆発事故が起きた、なんていうようじゃ、製品販売で出た利益が吹っ飛ぶどころか、会社が潰れる危険さえ出てくるし、上場企業であれば株価が暴落、なんてこともあるだろう。

私たちが毎日当たり前のように使っているスマートフォンやタブレット、PCの電池のほとんどが、今は「リチウムイオン電池」というのを使っている。このリチウムイオン電池の特徴は以下だ。

  1. 少ない容積、比較的軽い重さで、多くの電力を貯めておける。
  2. 小型の形状にしやすい。
  3. 一度に大きな電流が取り出せる。
  4. 充電や放電のやり方が難しく、電気回路開発には技術的な難易度が高い。
  5. 電気回路がうまくないと、爆発の危険がある。
  6. 途中まで充電して使い切るとか、放電途中で充電するなどが比較的自由にできる。
    リチウムイオン電池ではない場合は、100%充電してから0%に近いくらいまで放電させないと、再度の充電がうまくいかないことがある(メモリー効果がない)。
  7. 並列の内部抵抗が比較的低いので、充電してから放置しておくと、電池がなくなるのが速い。
  8. 使用温度などの管理を非常にしっかりやっておく必要がある。そうしないと、爆発したりふくらんだりして、性能が劣化する。

しかし、リチウムイオン電池の充電・放電用のIC(半導体集積回路)というものが部品として半導体メーカーから出ており、多くのスマートフォンはそのままそのICを使っている。ここにはリチウムイオン電池の充放電のノウハウが詰まっている。通常はそれでなんとかなる。

これらの特徴はもちろん、リチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーでも同じことが言える。しかし、一番の特徴は「電力をたくさんためておける」ということで、これを「エネルギー密度が高い」と表現する。単位体積あたりに貯めておける電気が多い、ということだ。だから、リチウムイオン電池があるから、機器を小さくできる、とも言える。しかし、爆発の危険は常にあるのだ。今日も今日とて、世界のあちこちで「スマホが爆発しました」なんていうニュースを見ることになる。

では、こういった「スマホ爆発事件」の被害者とならないためにはどうしたらいいだろうか?一番いいのはスマホを持たないことだが、そういうわけにはいかないわけだ。、まずは、充放電については、取扱説明書をよく読んで、その通りの使い方をすることが第一だ。極端に温度が高いところや低いところに置かない、衝撃を与えない、膨らんできたら、すぐに電池を取り替える、など、取扱説明書には多く書いてあるはずだ。その通りにすれば、ほとんどの事故は防げるはずだ。そして、「おかしいな?」と感じたら、すぐにショップなどに駆け込んで実情を説明し、場合によっては電池の交換や新しい電池を買って古い電池を捨てる、などのことが必要になる。

覚えておいて欲しいのは、スマホなどに使われている電池は「非常にデリケートなもの」である、ということだ。だから、説明書通りに、大事に扱うことが必要だ。

 


スマートフォン健康法?

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最近はPockemonGoなど、屋外に出てスマートフォンを使う、という「引きこもり健康法」が流行しているようだが、結局屋外に出たからといって、スマートフォンに目が釘付け、ということになり、駅のホームから落ちたとか落ちないとか、あるいは、深夜の公園を徘徊して警察に不審者扱いされたとか、いろいろな問題が起きている。しかし、スマートフォンで健康になる方法はそれだけではない。もっと簡単でお金も使わなくて、危険でもない方法がある。ヘルスケア系の付属品とかアプリとかも必要ない。

用意は「5インチ以下の画面のスマートフォン」と、健康になりたいあなたの身体だけだ

ここまで用意すれば、やり方は簡単。そのスマートフォンの電源を入れるとか入れないとかも関係ない。

そのスマートフォンを「ぎゅっと握る」だけである。

たとえば、外出の折とか、上司ばかりが大声でしゃべって眠くなる退屈な会議の最中に、ぎゅっと握って約2分間。一日に数回。普段力仕事をしていない人は力の7割くらい、力仕事が慣れている人は力の3割くらいを使うといいだろう。あまり力を入れすぎると、スマートフォンが壊れて思わぬ出費になるので、なるべく頑丈なスマートフォンを使うか、力の入れ加減を調節するといいだろう。ちなみに、写真は友人から借りた富士通の「arrows M2(実際は楽天モバイルの金色モデルなのでRM2)」である。この機種は台風とか突然のゲリラ豪雨に強い防水であるばかりでなく、機器の剛性も強く、かなり強く握っても壊れにくいので、「ぎゅっと握る」にはおすすめである。いや、それでスマートフォンの機種を選ぶ人はいないでしょうけど。

実は、これを数日続けると、あら不思議、高い血圧が下がりだす。

これまで、ネットの情報では血圧を下げる方法として、「グリップ」を強く握るとか、日本ではあまりグリップがポピュラーではないので、タオルを握るといい、とかいう情報がいっぱいあった。つまり、この方法はより身近なものでの方法であって、そのバリエーションにすぎないのだが、実際にやってみると、けっこう効果がある。ネット上の情報によれば、降圧剤よりも効果がある、と書いてあるところもあるが、そこまでの効果があるかどうかは私はわからないし、まだ試していない。

また、「ぎゅっと握る」のにはスマートフォンそのものの剛性も当然必要だが、「握るのに無理のない厚さ」も必要になる。厚さが足りない場合は、剛性補助の意味も含めて、高い剛性のケースをつけておくのも良いだろう。また、少し手間だが、握るための「袋」なども用意しておくと、手が汚い人にはいいかもしれない。(←「余計なお世話です」←「すみません」)。

GalaxyNoteなどの一部の機種は画面の大きさが5インチを超えており、日本人の通常の手の大きさには余る大きさの機種もある。こういう機種はもちろん「握る」のには適さないだろう。あなたがジャイアント馬場級の大きな手の持ち主であれば、それでもいいんだろうが。いや、そういうことはすごく少ないとは思いますが。

血圧の高い方、試してみては?

※とは言うものの、こういうものは「効果のある人」と「効果が薄い人」がいて、なかなか難しい。ネットには様々な健康関係の情報が溢れているが、誰でも一律、という書き方がされているものが多い。しかし、人間というのは身体に個性があるものであって、ある人には効果があっても、別の人には効果がない、ということが、ごく普通に起きる。今回の健康法も、数日やって効果がない、という場合は別の方法を試すと良い。


あなたの知らない「充電器」の話

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家電量販店に行くと、それこそ星の数ほどの、スマートフォンやタブレット端末の充電器があって、買おうと思って手に取る前に、まずは店員さんを呼んで「どれがお勧めですか?」と持っているスマートフォンを見せる、というところから、買い物が始まる、ってことも多いだろう。しかし、本当にスマートフォンの充電器ってどういうものなんだろう?という、ある意味無駄な話をここではしょう。いや、あなたの家を火事にしないために、無駄ではない、と言っておこう。

  1. スマートフォンなどの「充電器」は「充電器」ではない
    まず、スマートフォンの中にある「電池」は当然のことだが「充電式」である。空になったら使い捨てる「乾電池」ではない。この充電式電池は、現在「リチウムイオン(Li-Ionと表記することがある)電池」という電池が使われているのがほとんどだが、この電池は爆発の危険もあるので、安全に充電するのはとても難しい。そこで、この「リチウムイオン電池専用の充電回路を作るためのIC(集積回路)」が使われている。それがスマートフォンの中に入っていて、それが電池の充電をしている。たとえば東芝ではこういうICをスマートフォンメーカー向けに売っている。このICは表にはあまり出てこないが、スマートフォン製品では大量に使われるため、ICメーカーの良い商売になっている。スマートフォンの中にはこのICが入っていて、過充電などで電池が爆発したりしないようにしている。つまり、家電量販店に売られている「スマートフォン用充電器」とは、この「充電回路」に電源を供給する「電源」でしかない。私たちは「電源装置」を、「充電器」と思って買って使っている。
  2. 充電器には「急速充電器(急速充電ケーブル)」と、そうでないものがある
    これはAndroidのスマートフォンやタブレットに言えることだが、実はスマートフォンの内部にある充電装置には「急速充電」ができる仕掛けが、もともと用意されている。急速充電には、当然大きな電流が必要になる。電源側にその巨大な急速充電できるパワー(容量)がありますよ、というのを、充電ケーブルを通して自動的にスマートフォンに伝えると、スマートフォンは自動的に急速充電に切り替える。この「急速充電できますよ」というマークのようなものは、ケーブルでも作れるし、電源でも作れる。当然、急速充電で充電すれば、充電時間が短くなる。
  3. 「急速充電ケーブル」をPCにつなげて充電してはいけない
    家電量販店には「急速充電ケーブル」を銘打ったものを売っている。急速充電の仕組みは前記の項目の通りではあるのだが、電源側に急速充電できるほどのパワー(容量)がないのに「急速充電ケーブル」を使ってスマートフォンに急速充電ができますよ、と「誤って」伝えると、スマートフォン側では、電源側に「もっと電気をよこせ」と、命令するのだが、その命令を受け入れられない小さな容量しかない電源だったら、電源がギブアップして火を吹いたり、ヒューズが飛んだりして、電源を壊す。場合によったら火事の危険もある。一般的に、PCのUSBポートは、0.5Aという電源容量しか持たないものが多い(USB2.0の場合。USB3.0では1Aが取れる)。だから、PCのUSBポートに急速充電ケーブルをつなげて、スマートフォンやタブレットを充電してはいけない。
  4. スマートフォンは1A、タブレットは2A、だが?
    一般的に言って、タブレットは電池の容量が大きく、充電には多くの電流パワー(最大で2Aを超えるものもある)が必要になる。また、スマートフォンも、最近は電池が前よりも少し大きくなっていて、最大で1Aを超える電源を必要とすることがある。しかし、充電池が全く空の状態では、当然、最大のパワーで充電しようとするから、前記のような電源容量が必要になるが、充電容量が100%に近い、終わりかけの頃になると、少ない電流で充電して、電池の爆発を防ぐ、ということを自動的にするので、より少ない充電の電流容量で良い。PCとスマートフォンやタブレットをつないでデータ通信をすることはよくあるが、それをしたいときは、できるだけ満充電にしたスマートフォンやタブレットをPCに接続すると安全である
  5. 「急速充電もしたい」「データ通信もしたい」
    家に帰って、スマートフォンの空になった電池を満充電にしたい。でも、中に入っている今日撮ってきた写真をPCで吸い上げてFacebookにはやく載せたい。というときがあるだろう。しかし「急速充電」と「データ通信」は、基本的には、同時にやってはいけない。PCを壊すことがある。家に戻ったら、慌てずにまず急速充電器にスマホやタブレットをつなげて、満充電に近くなるまで充電しよう。その後、スマートフォンやタブレットをPCに接続して、中の写真をPCに吸い上げよう。これを守らないと、PCを壊すことがある。

【不良ライターにご注意。家が火事になるかも?】
電気の知識がほとんど無いに等しい、スマートフォンとかタブレットなどの製品紹介ライターでは、こういった知識が全くないので、家を火事にしかねない、危うい充電方法を書いた記事があちこちに散見されていて、その通りにしたら、とても危険な状況にあることを覚えておこう。電源回路・充電回路は「アナログ電気回路」なんだが、現在の日本では、アナログ電気回路技術を持つ技術者が絶対的に不足している。電源・充電の回路も、外目には簡単に見えるかもしれないが、内部は非常に複雑になっており、ちゃんとアナログ電気回路の勉強をして、実際に製品を作ったりした人でないとわからないことも非常に増えているのに、日本には技術者がいない。

【電源はけっこう難しい技術】
特に電源の技術の不足は火事などの事故につながったり、充電式電池の爆発などの事故を引き起こす。最近はPCやスマートフォンの電池の爆発事故などは増えているし、よく報道もされているが、要するに今の電子機器製造メーカーには「アナログ電気回路」である「まともな電源の設計技術者」が非常に少ないので、こういうことが起きる。プログラミングの教育も結構だとは思うが、すべての人がプログラミングに向いている性格や能力を持っているわけでもあるまい。電源の技術者、電気回路の技術者もそれなりの数、必要だとは思うのだが。

【USB充電の新規格統一をしよう】
実は、USBでの充電(あるいはUSBポートでの電源供給)というのは「邪道」である。もともと、USBポートはデータの通信をするためのものだが、そこで少々の電源も取れるから、電力消費の少ない機器であれば、USBポートから電源を取ってもいいんじゃない?ということろから、USBポートでの電源供給が始まった。つまり、USBでの電源供給はもともと「おまけ」という程度のものだったのだ。それが、スマートフォンなどが普及して、USBポートでの充電が当たり前になってきた、という経緯がある。簡単にまとめると、「USBポートは充電用に作られていない」のだ。だから、「知識がない人が間違えて接続し事故になる危険がある」。つまり、これからは、USBポートで電源供給、充電は行わない、と決めて置く必要がある。そのためには、電源ソケットとデータ通信のソケットを別にして、違う形状にして間違えた接続をなくす、という必要がある。それが事故を減らす第一歩だ。


スマートフォンの「防水」は必要か?

西表島

スマートフォンの機能の1つに「防水・防塵」がある。国産の機種にはかなりの比率で「防水・防塵」機能がある。とは言うものの、どちらかというと、この機能はついていない機種のほうが多く、特に、最近は日本でも中国製などの外国製の端末が多くなり、そのほとんどには防水機能はまずついていない。世界的に見ると、あまり必要とされていない機能のように思えるのだ。日本ではよく売れている「iPhone」も、防水や防塵には対応していない(この記事の最初の執筆時点では対応していなかったが、iPhone7(Plus)は防水となっている)。

ところが、日本という気候風土ははっきりとした四季があり、暑い時期はかなりの高湿度になるだけではなく、最近はゲリラ豪雨なども非常に増えてきて、スマートフォンが雨にうたれたり、高湿度に晒されることが多くなってきている。そのため、特にプールで使ったり、お風呂で使ったり、ということがない場合でも、「水濡れシール」が水に濡れているように染まることも多く在るようだ。私の感触では、特に私が使ったHUAWEIのものは、簡単に高湿度の環境で水濡れシールが染まるように思う。

某タレントは、汗っかきなので、胸のポケットに入れているだけで「水濡れ」と判断されてしまう、と自虐ネタを披露していた。

先日、私の使っている中国HUAWEI製のスマートフォンが壊れた。中国製だからモノが悪い、なんて時期はとうに過ぎて、かなりのクオリティのスマートフォンで、かつ価格が安い。とても満足していた。しかし、そのスマートフォンを製造している土地と日本の気候風土が合わない、ということもあるんだろうな、とそのとき思った。ぼくが修理窓口に持っていったスマホは「水濡れシールが水に濡れたことを示しています」なので、保証期間中でも、かなり高額な修理代を要求され、その金額が新しいスマートフォンを買えるくらいの金額だったので、修理をあきらめて破棄することにした。

とは言うものの、ぼくはそのスマートフォンは半年使っただけだし、そのあいだに、スマートフォンを持って風呂に入ったこともなければ、プールや海に行ったこともなかった。ゲリラ豪雨に一度会ったけれども、その中でずぶ濡れになってスマートフォンを使う、なんてこともなかった。そのときは、スマートフォンをかばんの中から取り出すことさえしなかった。とても大事に使っていたのだが、それでも、「水濡れシール」が湿度を吸って、水濡れした、と判断したらしい。

日本の気候風土では、「高温・多湿」が当たり前の夏が来る。汗かきの人が胸のポケットにスマートフォンを入れておくだけでも、かなりの湿度になるし、近年は日本の「熱帯化」も進んでいる、という話もある。結果として、スマートフォンが高温多湿に晒されることは、けっこう当たり前にあるのではないか?と、思う。結果として、日本で使うスマートフォンにはごく一般的なレベルでの「防水機能」はほぼ必須だろう。しかし、海外で作られているスマートフォンの開発技術者はこの日本の状況を知ることもないのじゃないかと思う。

結論から言えば、日本で使うスマートフォンは、特に日本でも乾燥した土地で使うものでなければ、都市部で使うものでも、防水機能は必須なのではないだろうか?

 


市場最低のモバイルを目指せ!

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現在の市場最低の支払いで済ませるモバイル。以下のリンクでできる。
今日、「安いのが売り物」の新興勢力のモバイルのお店でいろいろ聞いてきたんだが、全然安くならない。やはり、自分でMVNOのSIMを買って、本体は自分で揃えて、それで使うのがいいみたいだ。

以下に、当BLOGで取り上げた「格安SIM」「格安スマホ」のトピックのリンクを挙げます。

●概要:どれくらい安くなるのか?:
●実際使ってみてどうなのか?:
MVNO/格安SIM導入マニュアル:
●最初のハードル・スマートフォン選び:
●格安SIM/MVNOのデメリット:
●格安SIM/MVNOではLINEはどうなるか:
●そもそも「SIM」ってなんなのさ?
http://www.mita.pw/?p=1498
●格安SIM/格安スマホの組みわせは経済的な利益だけではない: