訪日外国人の真実

訪日する外国人観光客やビジネスでの訪日客は日増しに増えており、日本政府としても、「観光日本」の名に恥じないその数を誇れるようになるまで、もう少し、という感じだ。ところで、2016年の訪日外国人では、中国人が一番多いのをご存知だろうか?訪日外国人客の統計は日本政府の観光局にそのデータがある。2017年1月17日に発表されたこのデータには、訪日外国人客の国籍のデータもある。この2016年のデータによると、ダントツに多い外国人客は中国人で6,373,000人。約640万人。次いで多いのが韓国人で、5,090,300人。約510万人。つまり2016年の中国と韓国からの訪日客数は、1千百万人を超える。訪日客数の総数が2400万人だから、おおよそ訪日外国人客の半分が中国と韓国から、ということになる。最近東京のJR各線や私鉄各線では駅の表示に中国語や韓国語が目立つが、むべなるかな、という感じである。

この2国に次いで多いのが、台湾からの訪日客で、4,167,400人。おおよそ420万人。台湾という地域にいる人たちはおおよそ2300万人だから、リピータがない(ってことはないとは思うが)とすると、実に台湾人の20%近くが日本に来ている計算になる。次いで香港からのお客様は1,839,200人で約180万人。

ここまでで、1750万人になるわけだから、訪日客総数2400万人のうち、なんと7割以上が、中国、韓国、台湾、香港からのお客様、ということになる。ここまでで白人はいないわけだ。であれば、テレビでよくやっている「訪日外国人」を相手にした番組などで出て来る「白人」は本当に少数派だ、ということになる。私たちは「外国人」というと、ついつい米国人や欧州人を思い浮かべてしまうが、実際はそれは幻想だ、ということになる。

ちなみに、米国からのお客様は白人だけではもちろんないわけだが、1,242,700人だから、全体の5%くらいになる。かなりの少数派ということになるのだ。

数字は正直である。

 



「インダストリー4.0」の真実

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インダストリー4.0っていうのは、もうやるべきところではみんなやってて、参考文献もWebも現在山のように存在していて、知らないのは若いIT系アナリスト程度のレベルのひとたちなんだよね。

実際にインダストリーといっても、いろいろな形態のものがあるから、現場現場でちがうわけですね。これはちょっと想像してみるだけでわかるよね。紙を作っている工場と釘を作っている工場じゃやることがまるで違うわけでね。実際に工作機械をネットに接続して、なんていうことは、やったことがある技術者は実は日本にはいっぱいいるのね。ただ、そういう技術が日本で重要であった時代は1980年代から90年代くらいでね。いまはそういうことができるIoT技術者は退職しているか、あるいは、日本以外のところで活躍してるのね。日本にはもう製造業の主な工場が無いからね。日本での一部上場の製造業でも、海外が拠点で、しかも、この円安でもなかなか帰ってこないのは知ってるよね。「帰ってきてます」というポーズは日本の政府のためにするけど、実態はそんなに簡単に帰ってはこれないよね。よくその手の記事を読むとわかるけど「XXの生産の一部を」って書いてあるよ。みんな、帰ってくる、って言ってもその程度。だって、巨額の投資したんだもん、投資がある程度回収されるまではいくら良い立地であろうと、すぐに生産拠点を変更することはできないからね。生産拠点変更を決めたとしても数年以上かかるわけですね。当然、生産拠点変更というそのことにも大きなお金がかかる。それに、いまどき、韓国のサムソン電子だって資本の54%が外資ですからね。日立製作所だって英語で役員会をする。外資の比率が大きいからね。SONYだって白人が社長・会長だったでしょ?企業は国なんて関係ないからね。今の巨大企業はどこも「グローバル企業」であって、国は関係ないのですね。

あれだけ日本国内ではヤンヤ言われている韓国にだって、日本の一部上場企業が続々と投資して、大工場なんかいっぱい作ってますよ。あまり報道されていないけど、2014年の日本からの対韓国投資は過去最大ですからね。

IoTの話に戻ると、あの時代と今が違うのは、IoT機器、特にコンピュータ周辺、ネットワーク周辺のコストなんだけど、あの時代とやってることはほとんど変わらないのね。で、昔はそういう先進的なことをしていても、守秘義務契約があるからね、それをやったぼくらなんかは、誰にも言わないし、当然、IT関係のジャーナリストなんかにしゃべるわけもない。今になって「IoTがぁ」って言い出しているのは、そういう実情を知らない若い業界の人たちだけですね。実際に現場に行けば、そんなこと、もう20年前からやってるよ、おとといおいで、とか、言われるだけですよね。おそらくね。

大体、工場で使う工作機械なんかは、数千万円とか数億円するわけでさ、コンピュータとネットワークつなげて、ソフト書いて、ってのに数百万円かかります、って言っても屁でもない業界なんだからさ。そんな美味しいマーケットには、もう20年以上前から、いっぱい企業がよってたかっていろいろしてるのなんて、ちょっと想像しただけで、わかりそうなもんだけどさ。知らない、ってことはおそろしいことだねぇ。