SIMフリーの経済効果

私は2013年から日本国内でSIMフリーのスマートフォンを使っている。当然、SIMはMVNOの月額料金の安いもの。そして、IP電話を使う。だから、SMSは使えないが、電話には全く問題がない。結果として、それまでキャリアでかかっていた毎月のスマホの料金は、(当時でもかなり抑えていたと思うが)7千円だったものが、2千円くらいになった。月間で5千円のお得。年間で6万円が浮いた、という計算になる。

SIMフリーのスマートフォンは、日本国内でちゃんと許可が取れているものを買っているが、それでも8千円〜2万円くらいのものを使っている。

高く見積もっても、初期費用2万円、毎月の支払い2千円。

まぁ、普通にスマートフォンを使う、という程度であれば、このくらいの経済効果がある。

 


 

 

SIMフリーから考えるAndroidとiPhoneの違い

2013年から、私はSIMフリー端末+MVNOのユーザーだ。そして、昨年はまぁ、一度は、ということで、あることをきっかけに、上記の環境に加えて、docomoのiPhone7plusを使い始めた。正直なところを言えば、高い。月によって支払い金額は違うが、自分の場合、SIMフリーのほぼ10倍の通信料金がdocomo/iPhoneの場合はかかっている。

そのiPhoneの購入から半年がたった。そこで、この連休中に、早速、iPhoneをSIMフリー化して、MVNO他社のSIMも挿して使って見た。結論を言うと、「SIMフリー/MVNO使いはこのままではAndroidになる」だ。

理由はかんたんだ。Androidのスマホやタブレットであれば、MVNOのキャリアの切り替えが簡単だが、iPhoneでは煩雑だ、ということだ。

Androidでも、iPhoneでも、SIMの物理的な差し替えの手間は同じだ。ここでは差異は出ない。

しかし、設定となると話は別だ。Androidではいくつでも通信会社ごとのSIMの設定(iPhoneではプロファイルとなる)を本体に保存しておけて、SIMを変更するごとに、簡単にそのSIMでの通信が始められる。

しかし、iPhoneでは、Wi-Fiなどがつながるところで、その通信会社のSIMに適合した「プロファイル」のファイルをメーカーのサイトから探してきて、ダウンロードしてインストールしなければならない。しかも、現状のiPhone/iOSでは、ソフトウエアで複数のプロファイルのスイッチができないから、SIMを取り替える毎に、前に使っていた通信会社のプロファイルを削除し、新しいSIMの通信会社のプロファイルをダウンロードしてインストールしないといけない。

もちろん、iOSといえどもソフトウエアではあるから、SIM周りのソフトウエアの変更があれば、Androidのように複数のSIM(通信会社)の切り替えが簡単にできる、ということになるだろうが、本日現在、そういう機能の変更が加えられる、というアナウンスは聞いていない。とは言うものの、日本国内でdocomoのiPhone7plusでSIMフリー化したものでiOS10以降だと、SIMフリー化したものの、APNの自前での設定ができないが、前のバージョンだとできる、などの違いもあるようで、ややこしいことに変わりはない。

また、最近は日本人でも外国に出ることも多いと思うのだが、iPhoneのハードウエアでは、国別に2つのSIMを予め入れておいて使う、という使い方ができない。物理的に入るSIMが1つだ。Androidの様々な機種の中には、「デュアルSIM」といって、2つのSIMを予め入れておける機種があって、海外と日本を行き来する場合は、非常に便利だ。SIMの取替のときなどに、SIMを落としてなくす、ということがない。

つまり、現状ではSIMフリー/MVNOのSIMの組み合わせでは、どうしてもAndroidの端末に軍配が上がる。

 


SIMフリーのスマートフォンは毎日、毎時間でも取り替えられるから、スマートフォンをいくつか持っていると瞬時に「着替える」ことができる。気分に応じて、用途に応じて。

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SIMフリーのスマートフォンとMVNOのSIMの組み合わせはたしかに毎月の支払いを安くすることができて、非常に有用だ。私の場合は、毎月最低でも7千円かかっていたスマートフォンの通話と通信料の合計が2千円ほどになった。しかし、SIMフリーのスマートフォンは「ファッション」として考えても、非常にいい結果が得られると思う。なぜならば、SIMカードを入れ替えるだけで、使っているスマートフォンを切り替えることができるから、自分の気に入ったスマートフォンをいくつも持っていれば、必要なときに、スマートフォンの本体をすぐに取り替えることができるからだ。

いま、MVNO業者のスマートフォン用のSIMは非常に安くなってきていて、安さはそのままにその回線の「質」を問う段階になった。言い換えれば、MVNO業者のSIMの売り口上として「安さ」は当たり前になり、新しい「提案」が必要な時期に入った。

いま、秋葉原をめぐると、なんと、1万円前後から、MVNOのSIMをさして「使える」スマートフォンやタブレットがたくさん売られている。中古もあれば新品もある。高いものでは10万円を超えるものもあるが、基本的な機能のものでよければ1万円を切るものも、新品で見つけることができる。加えて、タブレットも同じくらいの価格でたくさん売っている。

結局、MVNO業者のSIMを買って、各種のスマートフォンを毎日SIMを入れ替えてとっかえひっかえ使う、という使い方が現実的になってきた。今までのように同じスマートフォンの外装の色をパネルで取り替えるだけ、というのとは違い、さまざまな利用スタイルのバリエーションを楽しむことができる。「きせかえ」ではなく、本体そのものを取り替えられるので、色だけではなく、使い方も画面の大きさも違うスマートフォンを毎時間でも取り替えて、利用シーンに応じて取り替えて使うことができる。

つまり、MVNOのSIMと格安スマートフォンは「安い」だけではなく、TPOに応じた「使い分け」ができるわけだ。これはSIMを取り替えて回線契約を本体と切り離したからできることだ。これまでも、SBやdocomoのスマートフォンや携帯は、同じキャリアのスマートフォンやタブレットに限れば、その中でSIMカードを入れ替えて本体を取り替えることができたが、現在のMVNOの業者のSIMにすることによって、他の会社のものでもそれができるようになったのだ。

私の場合は、雨の日には防水のスマートフォン。雨ではない日であれば、画面が大きくて見やすい5インチのスマートフォン。中華圏からのお客様との話には、ちょっと派手な金色のスマートフォン。遊びに出る週末は荷物を減らしたいから、画面は小さくても機能十分なスマートフォン、プレゼンをすることがある場合は、タブレット。PCを持ち歩く必要があるときは、PCにモバイルルータ。などなど、SIMをそのシチュエーションによって入れ替えて使っている。これはMVNOのSIMと格安のスマートフォンだからできる技だ。

何度も書いているが、本体をこうやって取り替えまくる毎日なのだが、そうなると困るのはLINEの入れ替えだ。これは機種変更をした時と同じ手続きをしなければならない。LINEは同時に1つの端末でしか使えないからだが、こういう困ったちゃんはLINEだけで、他のメジャーなアプリはそういうことはないので、複数のスマートフォンやタブレットにインストールしておけば、SIMを入れ替えるだけでどれも同時に使える。

とにかく、SIMフリーは今後は「ファッション」としての面も大きく強調されて然るべきだろう、と、私は個人的に思っている。

 


SIMフリーで毎日スマートフォンを取り替えると、SIMフリーであることがファッションになるから、新しい生活も見えてくる、かもしれない。

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最近は「格安スマートフォン」「格安SIM」など「SIMフリー」は、「安い」に焦点が当てられて語られることが多いのだが、実はファッションとしてのスマートフォンを「着替える」のではなく、毎日毎時間でも「取り替える」ということができるようになるから、スマートフォンの楽しみを増やす、ってこともとても大きいと思うのですよ。

ぼくは2013年からSIMフリーのスマートフォンにしている。理由は日本と外国を行ったり来たりする仕事が多かったので、日本では日本のSIMを使い、外国ではその国のSIMを使う、という使い方が普通だったからなんだよね。でも、昨年3月に東京にずっといるようになってからは、ずっと日本のSIMを使い続けることになるわけだ。しかし、今や秋葉原にはファストファッションみたいに、安価な様々なSIMフリーのスマートフォンが並ぶようになって、ぼくもいま使っているスマートフォンは5台、タブレットは2台ある。これを毎日、いや、毎時間でも、とっかえひっかえ、そのシチュエーションに応じてSIMカードを入れ替えて交換しまくっている。

「あれ、三田さん、それ、昨日のスマートフォンと違うじゃないですか。新しいのにしたんだ。いいなぁ」って言われることもあるんだけど、実は幾つものスマートフォンをもっていて、SIMカードを入れ替えて使っているだけなんだな。いまや、電話帳とかの共通データはクラウドに入れておくのが当たり前になったし、SIMカードを他のスマートフォンに入れ替えるだけで、その日の用途や気分で「変身」できちゃうわけですね。これ、まだ、このBLOGを書いてる現時点では、ネット上でも言ってる人は少ないんだけれども、持ち物の外見を気にする若い女性にも、とても受けるSIMフリーの機能なんだと思うのですね。

ぼくの場合は、普段の普通の仕事では、基本は5インチ画面の黒いスマートフォンにしているんだよ。台湾なんかの中華圏からのお客様が来ると、金色の5インチ画面のスマートフォンにする。中華圏の人たちはその人の持ち物で人を判断する、というところがあるから、できるだけ目立ったキンキラキンのスマートフォンをもっていると、受けがいいんだね。で、休日には画面の小さな、従って大きさが小さくて重さも軽いスマートフォンをポケットにぽんと入れて持って遊びに出る。仕事でプレゼンが多い、ってときには、SIMをタブレットに入れ替えて、タブレットを持ち出す。それでも機能不足でPCを持ちださなければいけないときは、PCと一緒にモバイルルータにSIMを入れ替えて持っていくか、スマートフォンのテザリングを使う。

冒頭にも書いたように「SIMフリー」というと「格安」にばかり目が行くけれども、実際にはこういった「ファッション」というか、「見栄え」「用途」でも、いろいろ使い分けができる、ってところも、実は大きなスマートフォンの使い方のトレンドになるんじゃないか、と、ぼくは見てるのですね。今は「安い」ばかりに目が行ってるけれどもね。